更新日:2026/6/12

    読売新聞社が進めた「新聞 with デジタル」ポイントサイトで広がる読者との新しい接点

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    お話を伺った方

    株式会社読売新聞東京本社 
    村井 利之様

    https://info.yomiuri.co.jp/

    新聞とデジタルをどう両立させるか。株式会社読売新聞東京本社では、「読売新聞オンライン」の展開を進めるなかで、ニュース閲覧だけではつくりにくい読者との継続接点が課題になっていました。そこで立ち上がったのが、ポイントやゲーム、アンケートなどを通じて利用習慣を育てるポイントサイト「よみぽランド」です。今回は、同社の取り組みを支えるGMOリピータス導入の背景と、その後の広がりについて伺いました。

    導入前の課題

    ―― まず、GMOリピータス導入前には、どのような課題があったのでしょうか。

    村井氏:

    大きかったのは、「読売新聞オンライン」を立ち上げていくタイミングで、デジタル側の接点をどう増やすかということでした。弊社としては「紙をデジタルに置き換える」という発想ではなくて、あくまで「新聞 with デジタル」です。新聞も大事だし、デジタルも大事。その両輪でやっていく前提がありました。

    そのなかで、デジタルをただ用意するだけでは、なかなか日常的には使ってもらえない。ニュースを読むために来て、そのまま離れる方も当然いらっしゃるので、ニュース以外の楽しみをどう加えるかが課題でした。

    ―― 単に会員を増やしたい、という話でもなかったのですね。

    村井氏:

    そうですね。もう少し言うと、読者のことを直接把握してないという事情もありました。紙の購読者の情報は、販売店さんが持っているんです。
    発行本社としては、誰が読んでいるのか、どんな方なのかを直接把握していません。オンラインで会員登録してもらうことで、はじめてその属性が見えてくることがあるんです。
    なので、デジタル側で接点を持つことは、単なるWeb施策ではなくて、お客様の解像度を上げる意味もありました。

    ―― 読売新聞社にとって、デジタル接点は読者理解の入口でもあったということですね。

    村井氏:

    そうですね。「読売新聞オンライン」を知ってもらう、使ってもらう。そのための入口として、「よみぽランド」のような場が必要だったと感じています。

    GMOリピータス検討の背景

    ―― GMOリピータスを検討されたきっかけは何でしょうか?

    村井氏:

    最初から「ポイントサイトをつくろう」と決まっていたわけではなかったんです。
    当時、読者の声を集めるため「Webアンケートをやりたい」、そのためにポイントを還元したいというところから話が始まりました。

    ―― そこからどのようにしてモール型のポイントサイトという形になったのでしょうか?

    村井氏:

    アンケート単体にとどまらず、ゲームやクイズなどのコンテンツも含めた総合的なポイントサイトとしてGMOリピータスに関する提案をいただいたんです。コンテンツを充実させればアンケート回答も自然に増えていくし、読者の日常的な利用にもつながるという考え方でした。

    ―― 検討の段階では、どんな点を重視していましたか?

    村井氏:

    機能が豊富にあるという点だけではなかったですね。もちろんポイントが扱えることは前提でしたが、それ以上に、読売新聞社のトーンに合うか、短期間で立ち上げられるか、限られた社内リソースでも進められるか。そこはかなり大きな点でした。

    当時は、立ち上げたばかりの「読売新聞オンライン」の開発にリソースがかなり集中していて、「よみぽランド」側に人手を割く余裕がほとんどなかったんです。ですので、実現可能性の高い進め方であるかどうかが、非常に重要でした。

    加えて、新聞社ですので、信頼性を損なわないことも重要でした。いわゆるポイントサイトの雰囲気をそのまま持ってくると、読売新聞のカラーに合わないんじゃないか、という議論もありました。

    GMOリピータス導入の決め手
    読者と「どう接点をつくるか」

    ―― そのなかで、最終的にGMOリピータス導入の決め手になったのは何だったのでしょうか?

    村井氏:

    ひとつは、こちらが当初考えていたよりも幅広い提案をいただいたことです。
    アンケートにポイントを付けるだけではなく、ニュース以外の楽しみも含めて、どう接点をつくるかという提案になっていました。その広がりに魅力を感じました。

    ―― 単機能の比較ではなく、ブランドの世界観全体を提供できるかということですね。

    村井氏:

    そうですね。あとは、以前の会員向けサービスで人気だったプレゼント企画を引き継ぎたい、という話もありました。そういう既存の蓄積を踏まえて、ゼロからではなくつなげていけるところは安心感がありました。

    もうひとつは、デザイン面です。
    ポイントサイトらしさが強すぎると、新聞社のサービスとしては少し違和感が生まれる感覚がありました。その点で、落ち着いたトーンに調整してもらえたことも評価できました。

    ―― サポート面や進め方についてはいかがでしたか?

    村井氏:

    リリース時期が決まっていたので、スピード感は重要でした。具体的な相談が夏頃で、公開が翌年2月ですから、かなりタイトです。そのスケジュールに間に合わせる現実的な進め方ができたことも、選定理由のひとつでした。

    社内で大きな開発リソースを割けないなかでも、柔軟に対応していただけた。これは機能の一覧からは把握しにくい部分ですが、実際の業務においては非常に大きな決め手となりました。

    導入後の活用と変化

    ―― 導入後、「よみぽランド」をどのように活用されていますか?

    村井氏:

    ポイントやゲーム、クイズ、アンケート、福引きなどを組み合わせながら運用しています。なかでもよみぽランドの「頭の体操クイズ」や読売新聞オンライン側で提供している「数独」「クロスワード」のような、頭を使うコンテンツは人気がありますね。紙の新聞にも掲載されていますし、わりと自然に受け入れられている印象です。

    ―― 読者層との親和性が高いわけですね。

    村井氏:

    そう思います。紙の読者と重なる部分も大きいので、そうしたコンテンツに親しみを持ってもらいやすいのかもしれません。読売新聞オンラインの「数独」は数万人規模で利用されています。

    ―― 導入後の変化として、特に感じていることはありますか?

    村井氏:

    「『よみぽランド』に来て終わり」ではなく、そこから記事や他のコンテンツにも触れてもらう流れをつくれるようになってきたことですね。たとえば「読んだらポイントマラソン」(記事を読んでポイントを獲得できるコンテンツ)では、記事を読む導線も入れています。ゲームや福引きだけではなく、「読売新聞オンライン」側にも自然に触れてもらう流れです。

    実際、「読んだらポイントマラソン」は約1万人(2026年4月末時点)のお客様が利用していて、習慣的に利用している方も多い印象があります。「福引きをやって、記事も少し見て、今日の分は終わり」といった日々の使い方をしていただけるのは大きいですね。

    ―― 継続利用のきっかけとして機能しているわけですね。

    村井氏:

    そうですね。加えて、サイト自体の規模も拡大してきました。月間PVは約6,000万(2026年4月末時点)まで伸びています。読売新聞グループの各種デジタルサービスで使える共通IDである「読売ID」を導入しているサービスが30程度あるのですが、今は社内でもそのような色々なサービスにつなぐ入口として「よみぽランド」を活用していこうという考えが強くなっています。

    ――具体的な動きは何かありますか?

    村井氏:

    はい。たとえば、「よみうりランド」の温浴施設や旅行関連サービスに送客する取り組みもしています。プレゼント企画をきっかけに、実際の利用につなげる。こちらのサイトパワーを、グループ会社の別サービスにも活かしていこうという動きです。

    ―― ポイントの使い方が、かなり広がってきていますね。

    村井氏:

    そうですね。たとえば、新聞購読料の支払いを集金からクレジットカードに切り替えてもらう施策でも、ポイントを活用しました。ポイントがあることで、お客様の背中を少し押すことができた部分はあったと思います。劇的な変化というより、日々の中で効果的な使い方ができている、という実感があります。

    今後の展望

    ―― 今後は、「よみぽランド」をどのように広げていきたいと考えていますか?

    村井氏:

    まずは、今あるサイトパワーをもっと活用していきたいですね。自社メディアの中だけで完結するのではなく、グループ内サービスやイベントとも連携しながら、接点を増やしていきたいと思っています。

    また、スポーツや将棋など、テーマ性のあるイベントでID登録やプレゼント応募につなげる取り組みもしています。その場で終わるのではなく、その後に関連するニュースや企画を届けていくことで、継続的な接点に発展させていきたいと考えています。

    ―― ポイントの活用方法についてはどのような展望がありますか?

    村井氏:

    今は現金や電子マネー、ギフト券などがありますが、できれば”読売新聞社ならでは"の使い道をもっと増やしたいですね。たとえば、グループ内サービスとの連携です。読者にとって魅力がある形にできれば、ポイント自体の価値も高まるはずです。

    ―― 最後に、GMOリピータスに今後期待することを教えてください。

    村井氏:

    ポイントサービスの知見は、やはり専門の事業者さんが持っているものが大きいと思います。そこは引き続き、情報提供も含めて伴走していただきたいですね。弊社としては、読売新聞グループのさまざまなサービスにお客様が定着してくださる状態をつくっていきたい。そのための土台として、今後も一緒に進んでいければと思っています。それには期間限定ポイントや用途限定ポイントといった柔軟な機能があればもっとグループ会社に利用してもらいやすくなると思っています。GMOリピータスには、そのような機能を追加していただくことを期待しています。

    まとめ

    「新聞 with デジタル」——読売新聞社にとって「よみぽランド」は、紙の読者とデジタルをつなぐ大事な接点です。読者に楽しんでもらいながら、グループ内のサービスへつなぐ役割や、お客様を理解するための場としても活用が広がっています。

    これからもGMOリピータスは、株式会社読売新聞東京本社様の読者との新しい向き合い方と、「よみぽランド」のさらなる成長を全力でサポートしてまいります。

    村井様、本日はありがとうございました!

    関連サイトURL

    ◆『読売新聞オンライン』

    https://www.yomiuri.co.jp/

    ◆『よみぽランド』
    https://yomipo.yomiuri.co.jp/

    ◆『読売IDポータル』
    https://my.yomiuri.co.jp/

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