更新日:2026/4/22
リピーターの獲得方法|新規顧客をリピーターにするには?

「新規顧客は獲得できているのに、なかなかリピーターが増えない…」
このような悩みを抱えている企業は少なくありません。実は、新規顧客を獲得するコストは、リピーターを維持するコストの5倍かかるといわれています(1:5の法則)。
つまり、リピーター獲得は売上安定だけでなく、コスト削減にも直結する重要な経営課題なのです。
本記事では、リピーターを獲得できない原因を明確にしたうえで、すぐに実践できる7つの具体的施策を解説します。
なぜリピーター獲得が重要なのか?3つの法則から解説

ビジネスを長期的に安定・成長させるためには、「良質な顧客」をどれだけ抱えられるかがカギになります。ここでいう良質な顧客とは、商品やサービスを継続的に購入してくれるリピーターです。
リピーターは、単に購入回数が多いだけでなく、次のような価値を生み出します。
何度も購入してくれるため、安定的な売上源になる
まとめ買いや高単価商品の購入につながりやすい
口コミや紹介で新規顧客を連れてきてくれる
ブランドや企業への理解・好意が蓄積されていく
このように、リピーターが増えるほど、自社の売上基盤やブランド認知は強固になっていきます。
ただし、最初からリピーターがいるビジネスは存在しません。
一般の新規顧客をリピーターに育てていくには、意図的なマーケティング戦略と継続的な施策が欠かせないのです。
パレートの法則(80:20の法則)
マーケティングでよく引用される「パレートの法則」は、「売上の80%は全顧客のうち20%の優良顧客が生み出している」という考え方です。
イタリアの経済学者ヴィルフレッド・パレートが提唱したこの法則は、多くのビジネスに当てはまると言われています。
つまり、全顧客の中には、繰り返し購入することで大きな売上をもたらす「コアなリピーター層」が存在するということです。
安定した売上と利益を確保するには、このリピーターを意識的に増やしていく必要があります。
LTV(顧客生涯価値)の定義
LTV(Lifetime Value/ライフタイムバリュー)とは、「1人の顧客が生涯を通じて自社にもたらす利益」を指します。
LTVを把握することで、以下のような判断ができるようになります。
優良顧客の特徴や購入パターンの分析
マーケティング施策の効果測定
新規顧客獲得に投資できる上限コストの判断
例えば、「一度だけ5万円の商品を購入する顧客」よりも、「1万円の商品を10回購入してくれる顧客」の方が、LTVは高くなります。
このように、短期的な売上だけでなく、長期的な関係性・利益を評価するための指標がLTVです。
一般的に、「新規顧客の獲得」よりも「既存顧客の維持やリピート促進」の方が利益に貢献しやすいとされるため、近年はLTVを重視したマーケティングが注目されています。
1:5の法則
「1:5の法則」とは、新規顧客を獲得するコストは、既存顧客を維持するコストの5倍かかる、という考え方です。
新規顧客獲得に必要なコスト
広告費
プロモーション費用
認知拡大のための施策費
既存顧客維持のメリット
すでに商品・ブランドを認知済み
信頼関係が構築されている
追加の集客コストが不要
同じ売上金額を狙う場合でも、「はじめて買ってもらう」より「もう一度買ってもらう」方が、費用対効果が高くなりやすいといえます。
リピーターを獲得できない3つの原因

リピーターが増えない場合、以下の原因が考えられます。
原因①:顧客が商品・サービスに不満を感じている
不満を感じるポイント
商品の品質・機能
価格に対する価値
接客対応
アフターフォローの不足
注意点:不満を感じた顧客は口コミで悪評を広める可能性があり、新規顧客獲得にも悪影響を及ぼします。
原因②:リピーター向けのマーケティング戦略が不足している
良い商品・サービスがあっても、再購入を促す仕組みがなければリピーターは増えません。
<不足しがちな施策>
購入後のフォローメール
リピーター向けクーポン
定期的な情報発信
原因③:顧客の印象に残っていない
「悪くはないけど、特に良いとも思わない」
このような普通の印象では、競合他社に流れてしまいます。記憶に残る体験の提供が必要です。
新規顧客をリピーターにする7つの施策
施策①:価格以外の価値を伝える
継続的に商品・サービスを利用してもらうには、「価格設定が負担になりすぎないこと」はもちろん重要です。
しかし、価格だけを訴求ポイントにしてしまうと、次のようなリスクがあります。
もっと安い競合に、すぐに乗り換えられてしまう
「安さ目当ての一時的な顧客」ばかり集まり、優良顧客が育ちにくい
利益率が下がり、マーケティング投資が難しくなる
そのため、「品質」「接客」「世界観」「利便性」など、価格以外の価値もきちんと伝えることが大切です。
自社ならではの強みやこだわりを訴求することで、「このブランドだから買いたい」というファンを増やしやすくなります。
施策②:顧客との接触回数を増やす
顧客がリピーターになる理由のひとつに、「企業や商品との接触機会が多いこと」があります。接触回数が増えるほど、企業やブランドへの親近感や信頼感が高まり、再購入しやすくなります。
接触回数を増やす具体的な方法には、以下のようなものがあります。
方法 | 具体例 |
|---|---|
メール | フォローメール、メルマガ |
SNS | Instagram、LINE公式アカウント |
広告 | リターゲティング広告 |
特典 | クーポン配布、ポイント付与 |
これらを組み合わせることで、「一度だけの購入」で終わらせず、自然な形でリピートを促すことができます。
施策③:新規顧客の共感を得る
新規顧客の共感を得られれば、次回の購入につながります。
共感を生むためには、単なる商品のスペックだけでなく、次のような情報を伝えることが重要です。
商品・サービスのコンセプト
企業・ブランドの理念やビジョン
開発に込めた想いやストーリー
企業の理念に共感したり、商品の背景にあるストーリーに心を動かされたりすると、顧客は「このブランドから買いたい」と感じるようになります。
こうした想いを丁寧に発信していくことが、購入の後押しになり、リピーター育成にもつながります
施策④:リピーターを特別扱いする
リピーターを特別扱いすることもリピーターを獲得するのに有効的な方法です。
例えば、次のような施策が考えられます。
購入者限定セール…特別感の演出
誕生日クーポン…パーソナルな体験
VIP会員制度…ステータス感の付与
先行販売への招待…優越感の提供
注意:新規顧客向けの割引を多用するとリピーターのメリットが薄れます。
施策⑤:定期的な購入を促す仕組みを作る
リピーター予備軍の顧客は、すでに商品・サービス・店舗に好意を持っているため、ちょっとした「きっかけ」があれば、再購入につながる可能性が高い層です。
その「きっかけ」をつくるために、店舗側・企業側から次のような働きかけを行いましょう。
次回使えるクーポンの配布
購入後のフォローメール
セグメント別メルマガ配信
定期購入プランの提案
施策⑥:購入者の声を収集・活用する
お客様の声は改善のヒントであり、信頼構築にもつながります。
クレーム・要望:商品の改善点やサービスのボトルネック
感想・レビュー:強み・選ばれた理由・価値の再発見
質問:顧客が不安・不明に感じているポイント
これらを丁寧に吸い上げ、改善につなげることで、顧客満足度を高めることができます。
また、レビュー投稿を促すフォローアップメールやアンケート施策は、顧客とのコミュニケーション機会にもなり、ブランドへの愛着形成にも効果的です。
施策⑦:ポイントシステムを導入する
ポイントシステムを導入すると、「一度きりの来店・購入」で終わってしまうリスクを下げられます。
再来店の動機づけ:ポイントを使いたい心理が働く
顧客データの蓄積:購買行動の分析が可能
継続的な接点:ポイント残高の通知で接触機会増加
差別化:独自ポイントで他社と差別化
ポイントの付与率や交換特典を工夫することで、「また利用したい」という動機付けにもなります。
また、ポイントカードだけでなく、公式SNSアカウントやアプリと連携することで、より継続的なつながりを持つことが可能です。
たとえば、フォロワー限定のポイントアップデーや、アプリ限定クーポンなども効果的です。
顧客満足度がリピーターを育てる

競争が激しい市場環境において、リピーターの獲得は、売上増加・マーケティングコスト削減・広告効果の向上など、多くのメリットを企業にもたらします。
リピーターを増やすためには、
なぜ自社でリピーターが増えていないのか
顧客がリピーターになる動機は何か
どのような体験・価値があれば、また選んでもらえるのか
といった点を丁寧に理解し、施策に落とし込むことが重要です。
そのうえで、もし自社独自のポイントシステム導入を検討しているのであれば、GMOリピータスのポイントシステムがおすすめです。
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